勉強が苦手な小中高生へ……効率の良い教科別学習方法を伝授

小中高校生が「成績をアップさせたい!」と思ったら、まず勉強するのが一番です。周囲の子よりもたくさん勉強すれば、その分成績を良くすることも可能となるでしょう。

とはいえ現実には、習い事や部活、遊びや趣味などで忙しくて、なかなか勉強する時間が取れない……なんてこともありますよね。

こんなときには学習にかける時間よりも、学習効率に注目するのがオススメです。小中学生の効率の良い学習方法は、科目別で異なっているということをご存知ですか?気になる勉強方法について、科目別に詳しく紹介していきます。

国語の勉強方法

国語の勉強でもっとも重要なのは、読解力です。国語の学習は、小中学生の勉強の基本とも言えます。なぜなら、問題文は全て日本語で書かれており、その意味を正確に把握できなければ、答えることもできないからです。

このため、国語に対して苦手意識を持っている方は、まずはここから学習をスタートしましょう。読解力を高めるだけで、全教科の点数アップも狙えます。

読解力を高めるために重要なのは、読書です。できるだけ多くの文章に触れるようにしましょう。「そこからスタートしている時間がない」という場合には、論理的思考力を鍛える専門の問題集を使用するのがオススメです。

とはいえ子供一人で解かせる方法は、あまりオススメできません。それよりも、親が一緒になって会話をしながら理解を深めていきましょう。「○○という文章は、△△ということだよ」なんて、子供の理解を深めていくのがオススメです。

漢字や語彙力、文法については、暗記力が物を言う分野でもあります。こちらは毎日の積み重ねで、少しずつ着実に伸ばしていきましょう。

算数・数学の勉強方法

受験の要とも言われる算数・数学は、得意と不得意がはっきりと分かれやすい教科でもあります。算数や数学に対して苦手意識を持つ子供の中には、学年相応の問題であるにも関わらず、全く歯が立たない……なんてケースも少なくありません。

これには算数や数学が、積み上げ型の教科であることが関係しています。掛け算ができない子供に割り算が不可能なように、該当学年以前の知識がきちんと定着していなければ、今学びたいことをマスターすることは、不可能になってしまいます。

だからこそ、算数や数学でつまずいた場合の学習方法としては、自分の弱点を突き止め、その単元をさかのぼって勉強するのがベストです。中学生であっても、小学生の学習内容を完璧にすることが重要です。

では、どうやって自分の弱点を突き止めるのかという点についてですが、これは普段のテストを見直してみるのがオススメです。間違えた問題があれば、絶対にそれを無視しないでください。単なるケアレスミスのように見えても、同様のミスが多い場合には、本当の意味で理解できていないことが予想されます。

算数や数学においては、どんどん先に進むことよりも、苦手な単元を一つずつ確実につぶしていくことを重視しましょう。少し時間がかかりますが、国語同様、少しずつ確実に学習を積み重ねていくことが大切です。

英語の勉強方法

中学校に入ると、途端に難しい教科という印象も強くなる英語。これから先は、小学生にもより本格的な英語学習が求められることになります。英語の学習方法についても、しっかりと頭に入れておきましょう。

英語の学習は3ステップにわけて考えます。

  1. 単語
  2. 文法
  3. 長文読解

まずは単語を覚えなければ、英語学習は先に進むことができません。徹底的に暗記していきましょう。その上で、文法のルールについて学んでいきます。単語と文法が理解できていれば、長文読解はそれほど難しくはありません。

様々なタイプの長文に触れ、慣れていくことで確実に学力をアップさせていけるでしょう。

理科と社会の勉強方法

勉強が苦手だけど、手っ取り早く五教科の成績をアップさせたい!と思ったときには、ぜひ理科と社会の学習からスタートしてみてください。理科と社会は、その他の教科と比較して非常にシンプルです。なぜなら、答えを知っているかどうかで点数が決定されるケースがほとんどで、難しい力を求められることがないからです。

理科と社会については、教科書の出題範囲に書いてあることを、全て正確に暗記することができれば、ただそれだけで満点を狙うことも可能となります。五教科全般に自信が持てない場合には、まず理科や社会の成績を上げて自信を身につけることで、その他の教科の学習もスムーズに進めやすくなるでしょう。

教科書を読んでいるだけではなかなか身につかない……というときには、教科書準拠の基本的なワークなどを取り入れるのがオススメです。出題傾向をつかむこともでき、自信を持ってテストに臨めるようになるでしょう。

まとめ

周囲を見ていると、あまり勉強していないように見えるのに、テストの点数が意外と良い人はいませんか?このようなタイプの人は、各教科の特性を理解した上で、効率の良い学習を実践している可能性があります。ちょっとしたコツを知っておくだけで、学習時間を削減しながらも、より良い結果を求めることができるでしょう。

効率の良い勉強ができるようになれば、時間に余裕も生まれるはずです。勉強以外に打ち込みたいことがあるときにも、しっかりと両立を目指せるようになるのではないでしょうか。充実した学生生活を楽しめそうですね。

参考サイト