大人のコミュニケーション能力もトレーニングで伸びる!すぐに使えるテクニックも紹介

人とのコミュニケーションは、社会生活を送る上での基本となる要素です。ここがうまくいかないと、さまざまな場面で「生きづらさ」を感じてしまうことでしょう。

とはいえ「私はコミュニケーションが苦手だから……」と諦める必要はありません。トレーニング次第で、コミュニケーション能力は伸ばしていけます。そのための方法や知っておくと便利なテクニックを紹介します。

コミュニケーション力をアップさせるトレーニング

コミュニケーション力をアップさせたい!と思ったときには、段階的にトレーニングを積んでいきましょう。一足飛びに「誰とでも壁を感じずに話せるようになる!」というのは、非現実的です。それぞれの場面に応じて、「自信を持って対応できる会話」を増やしていくのがオススメです。

最初にトレーニングしたいのは、「相手に共感する力」です。相手のことに興味・関心を抱き、同じ目線で相手の情報を得るように意識してみてください。相手に共感することで、「相手に伝わる言葉」や「相手の立場に立った言葉がけ」ができるようになるでしょう。

次に鍛えたいのは「聞く力」です。「人の話に耳を傾ける」というのは、言葉で言うほど簡単なことではありません。まず集中力を高めることも重要ですし、相手に気持ち良く話してもらうための「相槌力」も高めてみてください。

続いてのステップは「伝える力」となります。多くの人がつまずきやすいポイントですが、相手に共感し、話を聞くことができれば、自然と「伝えるべき内容」は見えてくるでしょう。また自分の言葉を伝えるためには、苦手意識を取っ払うことも大切です。ある程度の「会話の型」を覚えることで、対応力も高まります。

最後は「お互いの思いをくみ取る」段階です。表面的なコミュニケーションは、「聞く」「伝える」の段階で成立していますが、「コミュニケーションを通じて相手との距離を近づけたい」のであれば、こちらのステップが必要不可欠です。言葉に込められた意味はもちろんのこと、表情や声の調子、周辺環境など、さまざまな情報をキャッチできるセンサーを高めていきましょう。

これらの能力を段階的に身につけていくことで、コミュニケーション能力はどんどん磨かれていきます。

コミュニケーションで使えそうなテクニック

コミュニケーション能力は、地道に高めていくのが一番ですが、状況によっては「今すぐに能力を発揮したい!」なんて思うこともあるでしょう。こんなときには、以下のテクニックを実践してみてください。

★ミラーリング

ミラーリングとは、自分の行動を相手に合わせる心理テクニックです。自身の行動を自然に相手に合わせることで、「なんとなく共感できる相手だな」と感じさせることができます。声のトーンやちょっとした動作など、相手に「不自然だな」と思われない程度に実践することが、コツとなります。

★好意の返報性

好意の返報性とは、相手から何か好意を示されたときには、「お返しをしなきゃ!」と思ってしまう特性のことを言います。ビジネスでよく使われるテクニックですが、コミュニケーションにも応用可能です。まず自分の方から積極的に好意を示すことで、相手からも良い反応がもらえることを期待できます。

★バックトラッキング

バックトラッキングは、相手の言葉を復唱することで、相手が自分に対して抱く印象を良くできるというテクニックです。相手の言葉を「○○なんだね」と復唱するだけでOKなので、非常に手軽だと言えるでしょう。復唱することによって、相手は「自分の気持ちを受け止めてもらえた!」と好意的に感じやすくなります。その後のコミュニケーションも円滑に進んでいくでしょう。

★コールドリーディング

コールドリーディングは、相手との間に信頼関係を生み出し、行動や言葉によって、相手の答えを誘導していくテクニックを言います。誰にでも当てはまっているような事柄であっても、信頼している相手であれば「この人だから、自分のことをわかってくれているんだ!」と思い込んでしまうのです。

これは、占い師などがよく利用するテクニックの一つで、マスターするためにはコツがあります。相手との間に信頼関係を築きたいときには、実践してみるのも良いでしょう。


コミュニケーション能力が高まれば、人とのやり取りが原因でトラブルが起きる可能性も低くなります。仕事でもプライベートでも、他者との関わりを前向きな気持ちで楽しめるのではないでしょうか。トレーニングを積むと共に、即効性が期待できるテクニックとしても実践してみてください。

参考サイト