仕事や勉強、スポーツに取り組む際に、「自分はメンタルが弱い」という不安を抱えている方はいませんか?心の状態が原因で実力を出し切れないとしたら、今すぐにでもなんとかしたいところです。メンタル面を鍛えることで、より自分らしく、社会で輝けるようになるのかもしれません。
とはいえ、メンタルって具体的にどう鍛えればいいの?と思う方に向けて、メンタルトレーニングを実践するメリットや、日常生活の中で実行できる方法について紹介します。
「メンタルが弱い」とはどういうこと?
「メンタルが弱い」という言葉を耳にする機会は多いもの。その一方で、具体的にどのような特徴を持っているとこれに当てはまるのかを理解できている方は意外と少ないのではないでしょうか。
メンタルの強い・弱いは、あくまでも自身の主観によって決められるもの。周囲からは「充分にメンタルが強い」と思われているような人であっても、実は「自分はメンタルが弱い」と思っている可能性もあります。
とはいえ、以下のような特徴に当てはまる方は、メンタルの強化を検討した方が、自分自身生きやすくなるかもしれません。
- 仕事上の些細なミスを何日も引きずってしまう
- 他人の評価が気になり過ぎる
- 人から否定されると、全てが駄目なように思ってしまう
- 自分よりも優れた友人を見ると、劣等感から距離を取りたくなる
メンタルが弱いということは、逆を言えば繊細で真面目、人の感情の動きも手に取るように理解できるということでもあります。必ずしもデメリットばかりではないということを頭に入れておきましょう。
もちろん、こうした側面を活かし、社会で活躍することも可能です。そのためにも、やはりある程度の打たれ強さは必要になるもの。自分の弱さが嫌だと感じたら、メンタルトレーニングを取り入れてみるのもおススメです。
メンタルトレーニングで生まれ変わろう!
メンタルトレーニングは、実践したからといってすぐに効果が実感できるとは限りません。しかし少しずつ努力を重ねていくことで、以下のようなメリットを期待できるでしょう。
- 自己肯定感が高まる
- 自分の弱さから目をそらすことなく、成長につなげていける
- 周囲の人と自分を比較する機会が減り、生きやすさにつながる
- 失敗を恐れずチャレンジできるようになる
こうした力は目に見えないものではありますが、自由に自分らしく生きていくためには非常に重要な意味を持つもの。メンタルトレーニングをきっかけにして、少しずつ考え方を変化させることができれば、より幸せな毎日につながるのではないでしょうか。
日常生活で実践できるトレーニング3つ
最後は、日常生活の中ですぐに取り入れられるメンタルトレーニング法を紹介します。心の弱さを克服したいと思ったときには、ぜひ実践してみてください。
★自身の感情を記録する
自身の心を鍛えるためには、まず自分の心と向き合うことが大切です。こんなとき、効果を発揮してくれるのが「日記をつける」という手段です。
今日感じたこと、心がざわついた出来事は、とにかく一度日記に書いてみてください。気持ちを言葉にして記すことで、具体的に何が自分をモヤモヤさせていたのか、具体的に知ることにもつながります。素直な気持ちを吐き出したあと、自分を励ます言葉を隣に記してみるのもおススメです。気持ちを切り替えるのに役立ってくれるでしょう。
また後からノートを見返したときに、自分自身が確実に成長していることを知るヒントにもなります。
★自分にできることを増やし、その能力を客観的に評価する
メンタルが弱い方の中には、自己肯定感が低く「自分にはなんの取り柄もない」と感じている方も少なくありません。一つでも自信を持って取り組めることを増やし、それを客観的に認めることができれば、自己肯定感が上がり、メンタルも強化されると考えられます。
以前から興味を抱いていたことや、ちょっとしたことでも構いませんから、ぜひ積極的に習得してみてください。自分の価値を認められる自分へと成長していきましょう。
★心の支えとなる言葉を胸に刻む
人間として活動していく以上、どうしようもなく心が落ち込んでしまうことは誰にでもあるものです。とはいえ、こうした感情を封印するのはおススメできません。「落ち込む」というのも、人間にとって必要な感情の一つ。これが欠ければ、社会生活においてやはり支障をきたしてしまうでしょう。
大切なのは、落ち込まないことではなく、落ち込むことがあってもそこから浮上する手立てを持っておくということです。落ち込む気分を引きずることが少なくなり、自分自身でコントロールできるようになれば、メンタルも強くなるでしょう。
こんなときにおススメなのが、自分自身の心を奮い立たせてくれる名言を胸に刻み込んでおくということです。過去の偉人の言葉でも、身近な人の言葉でも構いません。自分の心を支えてくれる言葉があるかどうかで、メンタルの強さも変わってきます。
どんな言葉が自分にとって必要なのか、ぜひ探してみてください。メンタルの弱さで悩み、それを克服しようとしているのは自分だけではないということを理解することが、トレーニングにもつながるはずです。
メンタルの弱さをなんとかしたい!と思ったときには、日常的なトレーニングで少しずつ改善していきましょう。必ずしも「メンタルが強い=良い」というわけではありませんが、よりイキイキと自分らしく活躍するきっかけになってくれるのかもしれません。
まずは「メンタルが強くなりたい!」と思った自分の気持ちを大切にするのも重要なこと。できることからスタートしていきましょう。