日本で一般的な外国語学習といえば、やはり英語です。特に現代においては、子供の頃からより使える形で英語学習が進められるようになってきています。現在、世界で公用語として主に使われているのが英語ですから、早い段階で高い英語力を身につけておくことのメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
とはいえ、これから先の未来について考えるのであれば、英語だけで十分とは言えない現実があります。これから先学んでおきたい言語についてと、語学力を高めるための方法について紹介します。
何はともあれ、まずは英語
英語学習がごく一般的に行われるようになった今、第二外国語として英語以外の外国語の習得に力を入れるケースも増えてきています。よりグローバルな視点で、異文化交流を進めるためには、それも確かに大切なこと。とはいえ、もしも今英語でのコミュニケーションに何らかの問題を抱えているのであれば、まずは英語レベルを自信を持って他者とのコミュニケーションを楽しめるレベルにまで引き上げておきましょう。
なぜ今、あえて英語を学ぶべきなのかというと、そこには以下のような理由が関連しています。
- 現在、ビジネス社会の公用語として扱われているのが英語だから
- 将来、人口数がトップになると予測されるインドの準公用語だから
- 多くの国で教育実績があるから
英語を母語として話す人の数は、中国語のそれに及びません。今後はさらに、英語を第一言語として話す人の数は減少していくのでは……とも言われています。
とはいえ、現在ビジネス社会で使われているのは主に英語であり、英語が話せなければどうにもならない場面も決して少なくありません。また今後インドの人口数が増え、世界的にも大きな影響を与えるであろうことを予測すると、やはり英語を学んでおいて損はないでしょう。インド人が話す英語には独自の特徴も多いですが、元となる言語を知っていれば、やはり習得の際に有利になります。
また英語には、これまで多くの国で外国語として学ばれてきたという実績があります。英語さえ話せるようになっておけば、広い地域の人々とコミュニケーションが取れる可能性も高まるでしょう。
将来性を考えるならスペイン語&フランス語がおススメ
英語以外の言語で、さらに将来性を意識して学習したいということであれば、おススメはスペイン語とフランス語です。特にスペイン語は、今後発展が予測される南アメリカ大陸で、主に使われている言葉です。英語を母語として話す人が減少していく一方で、スペイン語を話す人の数は上昇していくと予測されています。
またフランス語は、国際連合や欧州連合の公用語として使われているほか、アフリカ諸国でも広く公用語として採用されているという特徴があります。これらの地域で暮らす人々とより深いコミュニケーションを取りたいと思ったときには、フランス語に関するスキルや知識が必要不可欠となるでしょう。
英語だけではなくスペイン語やフランス語を身につけておくことで、より幅広い世界の人々とコミュニケーションを取れるようになります。お互いの文化や習慣に関する相互理解も深まっていくでしょう。
語学力を身につけるためのコツとは?
日本だけにとどまらず、広く世界で輝ける人材として成長するためには、語学力は必須スキル。しかし現実には、「勉強してもなかなか身につかない」「そもそもどう勉強すればいいのかわからない」と感じる方も少なくありません。
こんなときには、ぜひ以下で紹介する3つのコツを取り入れてみてください。効率良く語学力を高めていけるでしょう。
★まずは情報をインプットする
新たな語学を一から習得しようとする場合や、語学学習に対して苦手意識がある方におススメなのが、まずは学ぼうと思っている語学に関する情報を徹底的にインプットするという方法です。
赤ちゃんが言葉を習得する過程においても、まず行われるのがインプットです。十分量のインプットが行われていれば、アウトプットも行いやすくなるでしょう。
外国語をインプットする方法としては、以下のようなものがおススメです。
- 外国映画を見る
- CD付テキストを購入し、テキストを見ながらひたすら聞く
- スマートフォンのアプリを活用する
最初はとにかく、その言語に耳を慣らすことが重要です。一つ一つの単語を確実に記憶するように、何度も何度も繰り返しチェックしてみてください。通勤途中や家事をやっている最中など、自分なりの学習時間を決めておくのがおススメです。
★積極的なアウトプットの場へ
ある程度情報をインプットしたら、次はアウトプットの機会を増やしていきましょう。残念ながら、語学力はインプットだけで伸びるものではありません。インプットした情報を自分の言葉としてアウトプットすることで、生きたスキルとして定着していきます。
実はインプットよりも難しいのがアウトプットで、まずはその場を見つけなければいけません。近年は、オンライン上で語学学習の場を提供するサービスも人気を集めていますから、ぜひこうした場所も積極的に活用してみてください。
またもちろん、自身の知人や友人を作り、積極的にコミュニケーションを楽しんでみるのもおススメです。語学力だけではなく、国際交流や異文化への理解など、さまざまなスキルを総合的に伸ばしていける絶好のチャンスです。実際にその言葉が使われている土地への海外旅行を楽しんでみるのも良いでしょう。
これからの時代、語学力は重要視されるスキルです。「AIの登場で、語学学習は必要なくなる」なんて言われることもありますが、自分の口で、言葉でコミュニケーションできることには、計り知れない意味があります。これから先の成長も踏まえて、ぜひ今から積極的な語学学習をスタートしてみてはいかがでしょうか。
参考サイト
- 海外旅行・海外ビジネスに役立つ言語は?|これから学ぶべき外国語ランキング-海外進出・海外ビジネス支援プラットフォーム | ~Digima~出島
- 英語はこれからも世界の「共通語」でいられるのか-BBCニュース
- 今すぐ始められる! 外国語を学ぶ人にオススメの5つの手軽な方法-BUSINESS INSIDER JAPAN|ビジネス インサイダー ジャパン
- なぜ英語以外の外国語を学ぶ必要があるの?-鹿児島大学
- グローバル社会で活躍するために学ぶべき次の言語-ANA Financial Journal
- 国際連合「世界人口予測・2019年版[United Nations (2019).World Population Prospects 2019]」概要-国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター|JIRCAS
- 「8カ国語」を話す人の”最速”語学習得法-プレジデントオンライン
- 語学習得に“手遅れ”は存在しない!「言語習得論」に学ぶ、大人のための4つの英語勉強法-English Lab(イングリッシュラボ┃レアジョブ英会話が発信する英語サイト