日記は誰でも手軽に実践できる脳トレーニング!メリットとやり方を徹底解説

脳の衰えが気になり始めてきたときに、気になるのが脳トレーニングです。脳のトレーニングは継続が重要! 日々のルーティーンとして取り入れられる作業を、無理なく実践し続けていくのがオススメです。

今回は、誰でも気軽に実践できる脳トレーニング法として、「日記を書く」という方法を紹介します。日記を継続するメリットや具体的な方法など、ぜひ参考にしてみてください。

日記を書くことは、最高の脳トレーニング!

日々の出来事を日記に記すという行動に対して、趣味の一つという認識を持っている方も多いのではないでしょうか。日常的に書くことが好きな人だけが実践していて、それ以外の人にとっては、何らメリットがない!なんて考えるのは、少々もったいないかもしれません。

実は日記を書くという作業は、脳にとって非常に良い効果をもたらしてくれるのです。その理由は、主に以下の3点にあります。

★手を動かすことで脳力アップ!

日記を書くためには、まず手を動かさなくてはいけません。実はこの手を動かすという行為が、脳の活性化につながっています。

手は脳と密接に関わっている部位で、手や指に刺激を与えることが認知症予防につながることもわかっています。老人介護施設などで、指ヨガや指体操といったメニューが積極的に取り入れられているのも、このためです。

日記を書く作業が日々の習慣になれば、必然的に指を動かし、それを意識することになります。日常の動作の中で、手や指を使う機会を増やせるのです。

★思い出しながら書くことで記憶力を刺激!

日記は、一日の出来事や特に心に残った出来事を、思い出しながらしたためるもの。この、一度記憶した物事を振り返りながら文章に書き起こすという作業が、脳の記憶分野を刺激してくれます。

「後で日記に書こう」という意識があれば、日常の何気ない風景を克明に記憶しておこうとする方も多いことでしょう。人間が何かを記憶したりそれを思い出そうとしたりするときには、脳の前頭葉が刺激されます。毎日継続的に刺激を与えることで、脳の活性化につなげていけるでしょう。

★自分の行動や考えを整理できる!

日記を書くことは、自身の思いや考えをアウトプットすることです。モヤモヤした思いを抱えているときでも、いったん外へと吐き出すことで、スッキリした!と感じる方は少なくありません。

日記として見える形にすることで、自身の行動や感情を見直すきっかけにもできるはずです。脳の中に詰め込まれた情報を整理整頓し、再構築することも、脳の活性化のポイントとなります。

脳に良い日記の書き方・ポイント5つ

脳トレーニングのために日記をつける場合、その書き方にはいくつかのコツがあります。5つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

★日記は手書きのアナログ形式で

パソコンやスマートフォンのアプリなど、日記をつけるための便利ツールは多々ありますが、脳に刺激を与えることが目的であれば、手書きがオススメ。手を動かす機会も必然的に増えますし、

  • 文字のバランスを意識しながら書く
  • 漢字を思い出しながら書く

こうした作業そのものが、脳を活性化させるポイントとなります。

★スピードと丁寧さの両方を意識して

文字を書くときにはできるだけ素早く、そして丁寧な文字を書けるように意識してみてください。普段パソコン入力に慣れていると、美しい文字を素早く書くということが、意外と疲れる作業であることに気付くはずです。

文字を書くときには、ハネや払いなども忠実に再現しましょう。スピードアップすることで集中力も増しますし、脳に良い影響を与えられます。

★内容は100文字でもOK

日記を書く習慣がない方にとって、日記を継続するということが、非常に大きなハードルとなります。日記で脳トレーニングをするためには、続けることが何よりも重要。内容や文章量は、軽いものからでOKです。

また文章量を100文字程度と区切ることで、限られた文字数の中で何を書くべきか考えるきっかけにもなります。脳をフル活用できるでしょう。

★感想文形式がオススメ

日記に記す内容で困ったときには、自身が感じた内容を記す感想文スタイルがオススメです。その日に食べた料理や見たテレビ番組など、過去の出来事の中で自分がどう感じたのか思い出しながら書き記してみましょう。

「それもちょっと難しい……」と思うときには、その日会った人の名前や料理の名前、心に残ったニュースの内容をメモのように書いておくだけでも効果が期待できます。

★日記を書く時間を決めて習慣化

一日の中で日記を書く時間を決めて取り組むことで、習慣化につながります。朝一番に昨日の出来事を思い出しながら書くのも良いですし、夜寝る前の入眠儀式として取り入れるのもオススメです。

自分のライフスタイルに合った形を見つけ出すことで、日記を書くことを習慣化できるでしょう。

ときには日記を読み返してみて

書いた日記は、後で自由に読み返すことができます。後日あらためて日記を読み返すことで、過去の記憶を掘り起こすことができるでしょう。「あぁ、そういえば、あのときこんなことがあって……」なんて、記憶を刺激するきっかけにもなるはずです。

また日記から思い起こされる過去と現在の出来事を結び付けて考えることも、容易になります。ぜひ積極的に脳を使ってみてください。


日記を書くという作業は、日々継続していくことで効果的な脳トレーニングになります。自分の考えを整理したい、考える力や記憶力を高めたい!と思っているときには、ぜひ日記による脳トレーニングを実践してみてくださいね。

参考サイト