子供に学習習慣を身につけさせたい!でも、塾通いは負担が大きいかも……。こんな方にオススメなのが、自宅で取り組める通信教育の教材です。
とはいえ、子供向けの通信教育も多種多様で、結局どれを選べば良いのかわからない……なんて方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、子供と親のタイプ別・通信教育の選び方について紹介していきます。
勉強が苦手・学習習慣がない子供にオススメなのは?
すでに勉強に対して苦手意識を感じており、学習習慣が身についていない子供の場合、塾に入れても授業についていけなかったり、負担ばかりが大きくなってしまったりすることが予想されます。
まずは自身の苦手を一から克服し、学習習慣を身につけるためにも、通信教育の導入はメリットが大きいと言えるでしょう。
以下の条件を意識しながら、通信教育の教材を選択してみてください。
- 提供される学習内容のレベルが高すぎないこと
- 子供のレベルに応じて、学年にとらわれない学習ができること
- 学習につまずいたときに、サポート体制が充実していること
- 学習の進捗状況に応じて、ご褒美が用意されているシステムもオススメ
勉強に対してすでに苦手意識を抱いている子供の場合、「できた!」「わかった!」という感覚を得られるよう、教材のレベルを工夫する必要があります。通信教育の中には、学年に応じて自動的に教材が決定するものもありますが、こうしたタイプはオススメできません。つまずいている単元から、確実に学習を積み重ねていけるタイプを選択しましょう。
近年人気のタブレット学習は、子供の学習の進捗状況もチェックしやすく、また「学習を終えたらゲームができる」といったご褒美機能も充実しています。学習に対するハードルを低くしてくれることもあり、オススメできます。
親子共に忙しくて、勉強時間・フォロー時間が取れない場合は?
勉強に対する苦手意識はないものの、習い事や部活が忙しくて学習時間を確保できない場合には、効率よく学習できる仕組みを採用するのがオススメです。塾に通うのではなく通信教育を選択すれば、時間を節約できるでしょう。また塾の送り迎えや学習状況のチェックといった、親の負担の軽減にもつながります。
以下の項目を重視して、通信教育を選択してみてください。
- 限られた時間でも効率よく学習できる
- 基礎問題から発展問題まで、幅広く対応している
- 自動丸付け機能を搭載したタブレット学習
さまざまなノウハウを持つ大手通信教育会社が提供する講座は、過去のデータから、子供にとってもっとも効率の良い学習方法を提案してくれます。時間がない状況の中でも、押さえておくべきポイントをしっかりと押さえながら学習を進めていけることでしょう。
タブレット型学習の中でも自動で丸付けまでを完了してくれるタイプであれば、子供が好きな時間に学習を完了することができます。親の都合で子供の学習が停滞してしまう……なんて事態も避けられるはずです。
勉強が得意で、学校の勉強だけでは満足できない場合は?
通信教育を検討している子供の中には、現在の成績に不満はないものの、より一層学力を伸ばしていきたい!というタイプの子供もいるでしょう。こんなときには、ぜひ以下の項目をチェックしながらぴったりな通信教育を選択してみてください。
- 自分の実力に応じて、学年にとらわれないスタイルで学習を進められる
- 教科書に載っていない、発展的な問題にも取り組める
- 思考力や書く力など、これからの時代に求められる能力を伸ばせる
- 受験を意識するなら、受験特化コースがある
意外と難しいのが、勉強が得意な子供の通信教育講座選びです。教科書準拠の内容では簡単すぎて、受講してもあまり意味がない可能性も考えられます。
せっかく勉強が得意なのですから、学校ではできない学習を通信教育で取り入れるのがオススメです。発展的な内容を多く含んでいる教材の他、作文力や思考力などに特化したタイプを選択するのも良いでしょう。
学校の勉強とは一味違う内容に、きっと子供も満足してくれるのではないでしょうか。
ちゃんと勉強しているのに、なかなか成績が上がらない子供には?
自宅や塾でしっかりと勉強しているつもりなのに、なかなか結果が伴わない場合には、勉強スタイルや内容が子供に合っていない可能性が考えられます。現在の学習環境を一から見直し、子供にとってより良いスタイルを見つけ出してみてください。このタイプの子供に通信教育を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
- 学習のやり方から指導してもらえる
- 定期的に習熟度をチェックできる仕組みがある
- 親子で一緒に学習を進めていける工夫がされている
- 子供の努力を認めた上で、正しい方向へと導いてくれる
せっかく努力をしているのに、なかなか成果につながらないのは、子供にとってもつらいところです。勉強しているつもりができていないということですから、やり方から教えてもらえる通信教育を選択するのがベストです。
レベルチェックのシステムや、子供の学習状況を親が適宜把握できるシステムが整っていれば、今の子供の学習段階に応じたアドバイスや声かけもできるはず。通信教育を通じて、子供の学習を見守れる環境を用意しましょう。
通信教育の中には、定期的に提出課題が用意されていて、指導者からの言葉が届けられるタイプも少なくありません。子供の努力を認めた上で適切なアドバイスをもらうことができれば、より一層の成果につなげられる可能性も高まるはずです。
多種多様な通信教育の講座だからこそ、子供のタイプに合わせてぴったりなものを選択するのは非常に重要なポイントとなります。今回紹介した情報も参考にしながら、ぜひ子供の学力を伸ばしてくれる教材を見つけてみてください。気になる教材を見つけたら、まずはお試し受講をしてみることで、子供との相性も見極められるでしょう。