世の中で起きる全ての物事には、「良い面」があれば「悪い面」もあります。どちらをどう捉えるのかは自分次第となりますが、起きた物事に対して、肯定的な側面をクローズアップして捉え、「きっとなんとかなる!」と前向きに考えられる力のことを、プラス思考と言います。
プラス思考を手に入れれば、積極性や耐ストレス性を手に入れることができます。また常にニコニコ笑顔でいられることで、周囲の人間関係も円滑になるでしょう。こんなプラス思考を手に入れるためにはどうすれば良いのでしょうか。気持ちを切り替えたいときにオススメの方法と共に紹介します。
プラス思考になるための心構え、コツ、トレーニング
プラス思考、マイナス思考は、人間が持って生まれた性格によるもの、と思っている方も多いのかもしれません。確かに、個人が抱える思考の癖は、性格に由来する部分も大きいもの。しかし、それが全てというわけではありません。プラス思考を身につけるコツを知り、トレーニングを行うことで、徐々に思考の癖を変えていくことができるのです。
プラス思考を身につけたいときには、心理学で「リフレーミング」と呼ばれる行為を行うことがコツとなります。たとえば階段から落ちてケガをしたとき、ネガティブな思考に囚われる方は少なくありません。しかし、見方を変えれば「ケガで済んで良かった」「痛かったけれど、勉強になった」と前向きに捉えることもできるのです。
このように、一つの物事を別に視点から見つめ直すことをリフレーミングと言います。プラス思考を身につけたいときには、日常生活の中で、意識してプラス思考よりのリフレーミングを行いましょう。
また、リフレーミングを行ったら、実際に口に出してみるのもテクニックの一つです。口に出した言葉は、耳からの情報として脳に届けることでより一層強いインパクトをもたらしてくれます。最初は「無理矢理口に出している言葉」かもしれませんが、トレーニングを重ねるうちに、徐々にそれが習慣になっていくでしょう。本物のプラス思考に近付けていけます。
気持ちを切り替えたいときにおススメしたい方法
プラス思考を手に入れるためのトレーニング法として有効な、リフレーミング。しかし、モヤモヤした気分を引きずっているときには、これを行うのは簡単なことではありません。いったんネガティブな気持ちを手放し、切り替える必要があるでしょう。
気持ちをうまく切り替えるためには、まずは自分自身の気持ちに「気付く」ことが重要です。まずは自分がモヤモヤした感情を抱いていることを認め、そして「なんとかしたい」と思っている気持ちも大切に受け止めてみてください。そうすると、気持ちを切り替えるための「対策」が見えてくるでしょう。最後はそれを実践するだけです。
気持ちを切り替えたいときには、何か具体的な行動を起こすことがコツとなります。好きな音楽を聞いたり、思い切り体を動かしたり、目の前にある仕事に集中したり、ひたすら遊んだりと、自分の意識の方向性を変えられる行動をチョイスしてみてください。
この方法は、マイナス思考に囚われているときには、特に効果が期待できます。自分自身がマイナスの感情を抱えていることを認めた上で、「ただうじうじと悩んでいても、どうにもならない」という結論にたどり着くことができれば、前へ一歩踏み出すモチベーションにつながります。マイナス思考からプラス思考へと切り替え、自分自身を成長させるための第一歩となるでしょう。
人生をより豊かにしてくれるプラス思考。「あの人はプラス思考で羨ましい」なんて思ったときには、ぜひ自分でできるトレーニング法を意識してみてください。自分自身の感情を認め、そして新たな方面から物事を見つめ直すことで、プラス思考になるためのヒントが見えてくるはずです。
参考サイト
- プラス思考では成功できない?プラス思考の効果と短所の真実―ビジネス心理学
- 知ると考え方が変わる。ポジティブ思考のメリットとデメリットはなにか。ネガティブ思考にもメリットはあるのか―ジブンライフ
- プラス思考で心を輝かせる―WEDGE Infinity
- 【ネガティブ思考の改善】お手軽なプラス思考トレーニング―【しあわせ心理学】パンダの温度
- プラス思考トレーニング
- 『口にしたことが現実化するとしたら、今日からあなたは、何を口にしますか?』―感情コントロールなら感情クリアリング
- ネガティブな気持ちを切り替える3つのステップ―しごとのみらい | もっと「楽しく!」しごとをしよう。
- メンタルトレーナー直伝!『嫌な気持ちを切り替える8つの方法』―大阪や東京で職場のストレスや人間関係にお悩みの方は木下空公式HPへ